【業界研究】メディアレップの仕事とは~デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)~

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2018年12月18日

メディアレップ業界研究

【業界研究】メディアレップの仕事とは~デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)~:イメージ

広告の企画には、アプローチしたいターゲットに振り向いてもらうためのマーケティングが必要不可欠です。しかし、どれだけターゲットのことを分析し、興味を持ってもらえるような企画を考えてもターゲットが見る機会がなければ意味がありません。無限に広がるインターネットの世界では、どのようなマーケティングが必要なのでしょうか。今回は、日本有数のメディアレップ企業、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)に、仕事内容や、そのおもしろさも伺いました。

(2018/12/18 マスナビ事業部)

山﨑萌里さん  デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
  • デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
  • 山﨑萌里さん
  • DACに新卒で入社。今年で5年目。
    新聞社の担当を経て、ブランドアド推進部に異動。
    媒体社のコンテンツ力を使った新しい広告の企画・提案をしている。

この記事の用語解説とチェックポイント

◆用語解説
・メディア:情報を届けるための媒体のこと。1度に大勢の人に情報を提供できるテレビ・ラジオ、新聞、雑誌のことを「4マスメディア」と呼ぶ。インターネット上にあるメディアは通常「Webメディア」と呼ばれる。

・コンテンツ:テレビ番組や新聞・雑誌の記事など、情報サービスにおいて提供される文章や映像、音声のこと

・媒体社:メディアを持つ会社のこと(例:テレビ局、新聞社、ニュースサイトなど)

・広告枠:各媒体社がもつメディアの中にある、広告を掲載するスペースのこと。なかでもマスメディアに掲載される広告のことを「マス広告」と呼ぶ。


◆チェックポイント
☑ メディアレップとはWeb上の広告枠と、広告を掲載したい企業を繋ぐ橋渡しをする企業のこと。

メディアレップの相関図

☑ 媒体社の特性とデジタルの強み、両方の知見を持っているのがメディアレップの強み。ときには広告枠の提案を飛び越え、紙媒体やリアルイベントを絡めた企画を提案することも。
☑ 結果が数値で見えることは媒体社とってデメリットになりかねない一方で、メディアレップの役割はメディアの各媒体社が持つコンテンツの特徴を把握し、メリットになる提案をすること。

Webメディアの特性を知りつくし、マスコミ企業の収益を支える!

Q.簡単に山﨑さんのご経歴を教えてください。

A.DACに新卒で入社して、今年で5年目になります。最初の1年は新聞社担当として広告会社に各新聞者さんが保有する広告枠を提案していました。その後、いくつかの異動を経て、いまはブランドアド推進部でコンテンツ活用を主軸とした広告提案の推進など、日々新しい広告手法にトライする仕事をしています。


Q.山﨑さんは就活時どのような業界を受けていたのですか?

A.テレビ局の番組製作部や、舞台制作に携われる芸能プロダクションを中心に受けていました。高校生の頃からコンテンツやエンターテイメントを生み出す仕事に憧れがあったんです。ドラマや舞台といったエンターテイメントは生活必需品ではありませんが、見る人の生活を豊かにすることができる。そんなところに魅力を感じていました。


Q.広告業界は志望していなかったのでしょうか?

A.広告業界に関しては、テレビ局などとセットにして受けていたんです。私にとって広告会社は、テレビ局や新聞社がコンテンツをつくるためにお金を稼いでくれる仕事だったんです。たとえば、テレビ局はCMを流すことで番組の製作費を得ています。新聞や雑誌も、コンテンツの購読料とは別に、広告を掲出して収入を得ています。広告業界で頑張って媒体社の利益に貢献すれば、よいコンテンツづくりに間接的にでも携われるのではないかと考えていました。


Q.その中でDACに入社を決めた理由を教えてください。

A.DACの規模感ですね。当社はそこまで規模感の大きい会社ではないので、一人ひとりに与えられる裁量や仕事の幅が広く、やりたい仕事に対して積極的に手を挙げれば、若くても任せてもらえたり、プロジェクトに参画させてもらえたりする環境があります。また、ずっと上り調子のデジタル分野で専門家として働いていけることも魅力的だったと思います。就活当初にめざしていた業界とは少し異なりましたが、結果的にメディアと近い立ち位置にある会社で働けているので、目標は叶ったと思っています。


Q.メディアレップとはどのような仕事をしている企業ですか?

A.広告会社とWebメディア(新聞の電子版やニュースサイトなど)を持っている媒体社の橋渡しをする企業です。通常、広告会社の中には媒体部と呼ばれる部署があります。広告主がアプローチしたいターゲットと親和性の高いメディアを調整して、的確に広告を届けるための導線を考える部署です。メディアレップは広告会社の媒体部が企業として独立、かつ、Webメディアの広告枠に特化している企業です。「メディア」とひとことで言っても、若い女性が多く見ている、経営者向けの情報を掲載しているなど、メディアもさまざまな特色があります。また、広告を掲出したいクライアントは多様な商品やサービスを持っており、商品ごとにアプローチしたい生活者の属性も異なります。私たちは各メディアの特徴や、ターゲットを把握し、的確に情報が届けられるように広告会社へメディアを提案しているのです。


Q.広告業界の中でも媒体社と距離が近い立ち位置なんですね。

A.そうですね。そこが広告会社と1番違うポイントだと思います。私たちは媒体社のパートナーなので、媒体社の売上を支えることを大きなミッションとしています。実際に広告を掲載する広告主にとってベストな広告枠の提案は前提ですが、新しいメディアや意外なメディアでも私たちの意欲や工夫次第で利益を生み出せることもあります。


Q.現在は新しく立ち上がった部署での仕事をされているとのことですが、どのような仕事をしているのですか?

A.現在はブランドアド推進部という部署にいます。基本的に媒体社に近い立ち位置で仕事をしていることは変わりませんが、大きく分けると3つの仕事をしています。

1つ目は「新しい広告手法の提案」です。ブランドアド推進部は「新しいサービスをつくる」という趣旨のもと立ち上がりました。いままでDACは、すでに媒体社が持っているWebメディアの広告枠を広告会社に売っていく方法を主流としていましたが、新しいサービスとして、Webメディアにとらわれないサービスも企画しています。ときには紙媒体やリアルイベントを絡めた広告の企画を提案することもあります。

2つ目は「デジタルリソースの提案」です。媒体社のコンテンツ力を活かし、広告提案をしていく中で各社不得意であったり、未対応の領域があったりすることもあります。たとえば動画はつくっていない、データ分析はできない、などの不足部分について当社の持つテクノロジーやリソースをご紹介し、より強力な施策を一緒につくりあげています。

3つ目は「既存コンテンツのデジタル化」です。もともと紙媒体で発行されているコンテンツのデジタル化を支援しています。最近では、集英社さんと朝日新聞社さんが共同で発行している「T JAPAN」というフリーマガジンのデジタル版の立ち上げに際し、DACも事業運営に参画しています。広告を売るというDACの従来の役割を越えて、Webサイトの運営やプロモーションなど、媒体社の一部としてデジタル周りの仕事を担当させていただいています。


Q.メディアレップが媒体社のコンテンツ力を活かした広告提案を推進することの強みを教えてください。

A.新聞社や出版社のような紙に強いメディアを運営している媒体社は、その領域を極めて100年以上の企業も多く、良質なコンテンツを生み出しつづけてこられました。当社はデジタルと広告メディア、両方の知見を活かして、媒体社のコンテンツ力をデジタル広告でも発揮していただくための支援をしています。データ分析や動画の制作、紙面用の広告記事をWeb用にリメイクするなど当社をきっかけに施策の幅を広げられると思っています。


Q.今後の目標を教えてください。

A.媒体社が自社の媒体を売っていくための強みを提供できればと思っています。広告にはCM、ポスター、看板など、媒体の種類がたくさんあります。その中で1番、結果の可視化が進んでいる広告がインターネット広告だと思います。デジタルの世界では2週間で何人が広告を見て、その中の何%が広告をクリックして、何%がホームページに来て、どのくらい滞在したのかが簡単に分かる。結果が数値で分かるということは、広告の出稿にかけた金額に対して効果がどのくらいあったのかも、自然と分かってしまいます。広告を出すクライアント側から見たらより効率的な広告出稿ができるのでメリットになりますが、広告を掲載する媒体社側から見るとかなりシビアな状況だと思います。どれだけ世の中に名前が通っていても、広告掲出の効率が悪ければ出稿を見送られてしまうこともある。だからこそ私たちは、デジタルメディアの専門家として、広告のデータ分析のサポートや、ターゲットに振り向いてもらうための新しいアプローチ方法を考えなければいけないと思います。

一方で、まだこれからというメディアでも、データを見て、広告主が届けたいターゲットに的確に情報を届けられることが分かったら売れることがあります。単純な発行部数や閲覧数だけではなく、誰に届けられるかがメディアの価値になってきますので、それぞれメディアが持つ長所が際立つような提案ができればと思っています。
す。


Q.最後に学生に向けてひとことお願いします。

A.私は就活生のとき、「この業界には絶対に興味がないだろう」って思う企業の説明会にあえて参加していました。本当に興味がないかどうかを確認するためです。新卒入社は人生に1回しかありません。希望の業界や企業に対して信念を持つのも大切ですが、視野が狭くなってはもったいないと思います。自分であまり取捨選択しすぎず、ときには自分の希望をざっくりさせることも必要だと思います。

また、100%納得のいく就活ができる人は一握りです。なにかしらの後悔や不安が残る人の方が多いでしょう。そんなときはその企業で自分が楽しく働くためにはどうしたらいいか、働く企業のおもしろいポイントはなにかを積極的に探してみてください。第一希望の会社に入社することと、その後どのように働くかということは違う話だと思います。自分の選んだ選択肢を正しい答えに変える考え方も、ときには必要だと思います。


ありがとうございました。

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