株式会社YOMIKO Digital Shift

どのような学生時代を過ごしましたか。

学生時代はサークル活動に力を入れていました。初挑戦のテニスサークルに入り、周りは経験者ばかりのなかでスクールにも通い、本気で取り組んでいました。

大学3年時にサークルで広報、SNSを担当する機会がありました。イベント・合宿の様子をSNSで投稿したり、DMで新入生に直接アプローチをするなど、新入生を体験入部につなげるための導線をつくることを意識していました。ちょうど新型コロナウイルスが流行りだした2020年春だったため、リアルで会えない分SNSでいかに接点をつくり出すか試行錯誤した経験は、広告業界を目指したきっかけの一つかもしれません。

サークル以外は、共同通信でアルバイトをしていました。中高生のときから記者に興味を持っていたためです。記者の方が書いた記事を配信する業務に就いていました。

広告に興味を持ったきっかけや理由を教えてください。

アルバイト経験を通じて、ジャーナリズムの意義は理解しつつも、記事以外の形でも幅広く世の中に発信することができる広告に携わってみたいと感じました。企業が消費者に向けてコミュニケーションを取るときに幅広い接点がある。考えていることを形にしたい。そういった気持ちで広告業界を志望するようになりました。

また、インターンで受けた金融などの他業界と違い、広告業界は正解がなく、相手のためになることであればやり方は問わないといった印象を強く受けました。広告業界は正解に向けての経路が自由な感じがいいと思いました。

現在までの仕事内容を教えてください。

読売広告社に新卒入社して、1年目は読広の社員としてSNS、Google、Yahoo、YouTubeなどのデジタルメディアのプランニング、予算配分、媒体の選定までを担当しました。2年目からは読広と兼任でYOMIKO Digital Shiftに出向し、広告管理ツールでの入稿作業に加え、自分でキーワード・出稿額の調整など最後まで細かな広告運用をしています。カード会社、保険会社、飲料会社などを担当しています。

印象に残っている仕事を具体的に教えてください。

カード会社のXの運用です。1年目のはじめから今まで担当しています。Xはフォロワーの方に愛着を感じてもらうのが一番です。フォロワー数、フォロワーの定着率、エンゲージメント率などの数値を毎週分析してレポーティング。ターゲットに受け入れられるクリエイティブはなにか、示唆を出しています。

デジタル広告では数値が大切な基準です。数値から何を紐解けるかを自身で考えて仮説を立て、チームで意見交換して改善案を練り、クライアントに提案をします。改善案を実行して良い結果が出ると、自分の介在価値を実感できます。Xの運用では実際の投稿にフォロワーから良い反応をもらったりすることもやりがいを感じています。

また、デジタル広告は随時修正を加えながら動くことができるのが醍醐味だと感じています。マス広告では決められたことを正確に進行し完遂することが重要で、途中での変更は難しいです。マス広告と比較するとデジタル広告は途中で加えられる改善策が多い。クライアントにすぐ提案し、すぐ改善に着手できるのが良いところだと思います。

YDS社員の印象を教えてください。

親身に相談のっていただける優しい人が多いです。自分の担当案件でなくても、広告運用画面を一緒に見て解決策を考えてくれる方ばかりですね。ただ解決策を教えるのではなく、「なぜ」を一緒に考えてくれることが、自身の成長にもつながっていると感じています。

また、Shiftから出向しているデジタル広告の知見が深い方に、ほとんどマンツーマンで教えていただける機会は他社ではなかなかないと思います。他方で読売広告社から依頼される大手企業、大規模なデジタル案件も担当できます。デジタル広告に対するスキルをしっかりと身につけたいと考えている方にはとてもおすすめです。

最後に学生へのメッセージをお願いします。

自分が何かを失敗した、できなかったときに、どうしたらできるか考えて、実行し改善できたときに喜びを感じられる人は向いているはず。「デジタル広告」そのものに対する興味よりも、こういったプロセスに共感できる人はぜひ応募してほしいです。

そして就活ではとにかく興味をもったらトライしてみることが大切です。選り好みしていくと、企業も絞られて自分の選択肢が狭まってしまいます。選択肢を多く持つことを念頭において説明会や面接に臨むことで、オープンな気持ちでポジティブな就活ができるのではないでしょうか。まずは見て、聞いて、体験してみましょう！