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コピーライターはマルチな活躍ができる仕事。企画やディレクションもできる、職域の広さが魅力

コピーライターはマルチな活躍ができる仕事。企画やディレクションもできる、職域の広さが魅力

コピーライター、プランナー、エディターとして、入社当初から活躍する深澤さんにお話をお聞きしました。

写真:深澤冠さん
深澤冠さん株式会社日本デザインセンター コピーライター
【 目次 】
どのような学生時代でしたか?
なぜ、日本デザインセンターを目指したのでしょうか?
実際の仕事は、どうでしたか?
協働するデザイナーはどんな存在ですか?
たとえば5年後のビジョンは?
学生の皆さんにメッセージをお願いします

どのような学生時代でしたか?

大学時代は映画をつくっていました。

もともと映画が好きで、中高時代からよく観ていたのですが、大学では何か新しいこと、自分ひとりの力ではできないこと、たくさんの人たちとやれることをしたいという思いから、映画制作を選びました。小さな作品でしたが、脚本や監督、ときどき出演したりと、いろいろできて楽しかったです。

学生時代、もっとも影響を受けたのは、故・伊丹十三さんです。映画監督だけでなく、俳優、イラストレーター、テレビCM制作などマルチぶりが素晴らしい。

著書の『フランス料理を私と』では、伊丹さん自ら学んだ本格フランス料理を、各界著名人にふるまいながら、それぞれの専門分野について、インタビューで鋭く斬り込んでいくと。しかもオールカラーでレシピつきなんです(笑)。伊丹さんがやりたいことが全部詰まっているうえ、書籍として調和も取れている・・・。

私自身、あるひとつのことを職人的に突き詰めるよりは、自分が興味のあるものをすべて形にしてみたいというマルチクリエイティブが好みなので、伊丹さんは私にとって、理想のクリエイターの1人です。


――コピーライターを目指したきっかけは?

コピーライターになりたいと思ったのは、大学3年生の頃。直接のきっかけは、宣伝会議のコピーライター養成講座の無料説明会でした。

それまでは、「コピーライター=文章を書く人」ぐらいにしか思っていなかったのですが、ブランディングのキーコンセプトや企画、映像のコンテなどを考えることもコピーライターの仕事だと聞き、その職域の広さに驚きました。

と同時に、コピーライターは、なんでもできる入口のひとつであり、「多方面で活躍できる」仕事だとがあると知り、嬉しかったのをおぼえています。

なぜ、日本デザインセンターを目指したのでしょうか?

就職活動では、基本的には、コピーライター職を募集している会社に広く応募していました。

NDCでは、言葉を用いて自分が理想とする、多方面で活躍できる人材を目指せると思い、応募しました。

ちなみに、NDCの選考は、私にとっては驚きの連続でした。

まず、私服でOKという点が新鮮でした。これまでの学生生活では制服を着る義務がなく、私服のほうが自分らしくいられると思っていたので、些細ですがとても好感を持ちました。

面接では、私が提出した課題に対して、すごく笑ってくれる人がいたり、「それはどういうことなの?」とフランクに語りかけてくれたり、終始なごやかなもの。

等身大の質疑応答が、とても印象的でした。あとで考えると、クリエイターが面接官だったので、仕事現場の空気感みたいなものも体感できたのかもしれません。

だから、入社後もギャップを感じることはなかったです。

実際の仕事は、どうでしたか?

入社後、2週間程度の研修を経て、第2制作本部に配属。すぐに「このコピー、書いてみて」、「この編集、一緒にやってみようか」と声をかけていただき、先輩社員と一緒に参加させてもらえたのは、すごく嬉しかったですね。早く実践をやってみたかったので、ひとつひとつの仕事に、ワクワクしました。

最初は編集やコピーライティング業務が多かったのですが、最近では、ブランディングやwebのディレクションなど、企画の仕事も増えてきています。

組織も横断的で、プロジェクトによって組むメンバーが変わるのもおもしろいです。ライターも、自分ひとりで書くこともあれば、複数のライターが参加して、それぞれのコピーを出しあいながら議論したり。担当業務の幅がどんどん広がっていく感覚を楽しんでいます。


──これまで、印象に残っている仕事は?

サイトの立ち上げから担当した百貨店Webサイトのディレクションです。

もともとやっていた紙媒体との違いを整理して、Webにはどういったディレクションが必要なのか、クライアントとやり取りを重ねながら、改めて明文化することから始めました。

基本的には、百貨店の商品を紹介するというのがベースですが、それだけではなく、お客さまの好奇心を刺激するような内容をもっと盛り込みたいという思いから、「おいしい好奇心」というタグラインをコピーライター陣で制作。

掲載スペースが限られてしまう紙媒体ではできないこと、短期間で更新できるWebの特長を活かし、こだわりのあるレシピ企画を提案しました。それが、パティシエがつくる朝ごはんのレシピ連載です。

レシピをお願いしたパティシエは、以前から気になって追いかけていた人。ふだんから好きな人、おもしろいなと思う人のことを追いかけては、こっそり企画に忍び込ませています(笑)。

いつも異業種の人たちと仕事してみたいと思っています。入社して今年で4年目ですが、こういったことができるようになり、ますます仕事がおもしろくなっています。

協働するデザイナーはどんな存在ですか?

デザイナーも私たちライターも、アウトプットはそれぞれ違いますが、根本的にやるべきことは同じだな、というふうに思っていますね。

クライアントから仕事のオリエンテーションを受けた後、デザイナー、ライターが集まって打合せをしますが、ライターが先にキーコンセプトを出せたら、そこにデザインをつけていくという流れになります。

逆に、デザイナーが先にヴィジュアルイメージを出せたら、そこにライターが言葉をつけていくという順番に。こうした例はすべての仕事に当てはまるわけではありませんが、どちらが先にイニシアチブを取るのか、ある種、ライバルでもあるんです。

ライバルであり、協働パートナーでもある関係。分業制に特化していないNDCだからこそ、できることの幅広さが生まれるのだと思います。

たとえば5年後のビジョンは?

プロジェクト全体を包括できたり、みんなが目指すべき旗を立てられる人になりたいというイメージを思い描いています。

NDCでは、言葉もデザインも考えられるマルチな居場所とも言える職場。これまでの歴史が築いてきた、ダイナミズムのある仕事に携われる一方で、巨大すぎない身軽さというか、繊細な部分まで行き届くような綿密さを追求する部分もあるんです。

だからこそ、この会社でしかできないような「大きくて繊細」な仕事を柔軟性を持って、どんどんチャレンジしていきたいですね。

学生の皆さんにメッセージをお願いします

語弊があるかも知れませんが、コピーライターやエディター、プランナーの仕事というのは、「誰にでもできる可能性のある仕事」だと思っています。

たとえば、「こんな細かい字、読みたくない」、「ふだん、本は読まないです」という人がコピーライターになったら、どうしたら、細かい文字を読むようになるのか、別の新たな視点を発見できるかもしれない、と思うんです。

それに、コピーライターは決して文章がうまいだけではないんですよ。

たとえ文章が下手でも、こういうことに気づくとか、こんなふうにも言えるよね、というような気づきが1個でもあると、それだけで課題を切り拓けるのだと思います。

「コピーライターになるために、どんなことが役に立ちますか?」という質問をいただくことがありますが、コピーライターになるために、これをしたほうがいいというものはないと思っています。

いろいろなことに興味を持ったり、思い切って行動したり、自分の好きなものを仕事に引きつけていけることも、この仕事の魅力ではないでしょうか。


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