「好き」を仕事にするため、就活時からアピール/電通クリエーティブX デザイナー 飯塚朋未さん

「好き」を仕事にするため、就活時からアピール/電通クリエーティブX デザイナー 飯塚朋未さん

テレビやスマホ、街中、駅などで、多くの人の心を動かす広告を手がけ、クオリティの高いコンテンツを世に送り出している電通クリエーティブX(以下、クロス)。デザイナーの飯塚さんは、入社前から自らの「好き」を発信することによって、ご自身の念願だったマラソンに関わる仕事に携わることができたそうです。

「好き」が仕事になる広告業界だからこそ大事にしていることはなにか、お話を伺いました。(マスナビ編集部)

写真:飯塚朋未さん
飯塚朋未さん株式会社電通クリエーティブX デザイナー
【 目次 】
デザイナーを目指したきっかけは?
いままでで一番印象的なお仕事は?
今後の目標は?

デザイナーを目指したきっかけは?

照明デザイナーの父親の影響で、幼少期から漠然とデザイナーになることを意識していました。デザイナーが明確な目標になったのは高校生のとき。「世の中が認めてくれる人になりたい」「絵を描くことが好きだから仕事に活かしたい」と思い、美術大学で専門的な技術や知識を身に着けました。

就活では、メーカーのデザイナーになるか、広告制作会社のデザイナーになるか、とても悩みました。しかし、広告制作のほうが実際に「自分の手でつくっている」という感覚に近いのではないかと思い、クロスに入社を決めました。現在は、お菓子やスポーツなど、さまざまな案件に携わっています。

いままでで一番印象的なお仕事は?

学生時代から好きだった、マラソンに関わるお仕事です。特に、以前から応援していた選手が自分のデザインしたゴールテープをくぐって新記録を出したことは、今でも印象深いエピソードのひとつです。

私は、箱根駅伝のポスターを自主制作し、就活時のポートフォリオに入れるほどマラソンが好きだったのですが、「好き」をアピールしたことで、実際の仕事につながりました。大学時代は、作品をポートフォリオサイトで公開したり、紙で持ち歩いたりしていました。採用試験のときのインパクトが強かったのか、クロスの社員からは「駅伝の子」なんてニックネームで呼ばれたりもしました(笑)。入社前から意識的に「好き」を発信していたことが、チャンスを掴むことにつながったのだと思います。今後も、形にとらわれずに自ら発信することを大事にしたいです。

今後の目標は?

ブランドの「顔」となる象徴的なグラフィックをつくりたいです。「このブランドといえばこれだよね」と認識してもらえるロゴ、柄、色づかいなどを手がけ、誰もが知っている有名デザイナーを目指します。

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