最後まで自分の力で進める。苦手を乗り越えた先に大きな自信へ/CIRCUS 寒川虹太朗さん

入社1年目から広告や広告以外の事業、さらには人事も兼任するほど、部署やセクションに縛られない働き方が特徴である株式会社CIRCUS。寒川さんも入社時、担当する仕事の領域の広さに驚いたそうですが、同社が掲げる「トータルプロデュース」を成し遂げたからこそ味わえる達成感があったそうです。
学生時代から入社1年目の仕事内容、今後の目標まで、お話を伺いました。(マスナビ編集部)

- 寒川虹太朗さん株式会社CIRCUS
- 【 目次 】
- どのような学生時代を過ごしたか?
- CIRCUSに入社を決めた理由は?
- いままでで一番印象に残っている仕事は?
- 学生のみなさんにメッセージ
どのような学生時代を過ごしたか?

大学3年の終わりに休学してアメリカに留学しました。周囲と就活のタイミングがズレることが気がかりでなかなか踏み出せずにいましたが、どうしてもアメリカに行きたくて決意しました。
行った当初はまったく英語が話せず、誰ともコミュニケーションが取れずにいました。体育館でひとりバスケットボールをしていたところ、現地の学生が「上手だから一緒にプレイしようよ」と声をかけてくれたんです。
言葉がわからなくても、気持ちは通じるんだと気づけたのは、コミュニケーションを仕事にするきっかけとなりました。あの時にバスケットボールがなかったら、自分の留学生活は一体どうなっていたんだろう?と考えてしまうくらい、人生を変えてくれた出来事でした。
CIRCUSに入社を決めた理由は?

幼少期からテレビが好きで、ドラマの世界や芸能人に憧れていました。大学時代にテレビ局でニュース番組のアシスタントをしていたこともあり、就職活動でもテレビ局を受けましたが、残念ながら縁はなく。ほかにコンテンツを届けられる仕事はなんだろうと考えていた時に、就活サイトでCIRCUSを知りました。留学での経験から、クリスティアーノ・ロナウドを起用した広告や海外向けの案件を手掛けていたことに特に興味を持ちました。
1次面接は当時入社2、3年目の先輩でしたが、若手社員が非常に裁量の大きな仕事をしている話には驚きました。その翌日に社長が登壇した就活セミナーにも参加し、「ここで仕事がしてみたい」と強く感じました。
実際に入社してみると、「入社1年目」という概念はないに等しく、最初から任せられる仕事のボリュームや規模は想像よりも大きいものでした。こんなに責任のある仕事をさせてもらって大丈夫か?とも思いましたが、自分が求めていたのはこれだ、と感じられました。
いままでで一番印象に残っている仕事は?

1年目に担当した、女優やモデルをキャスティングした案件です。
元々、私のミーハー心で提案しました。当時はまだ芸能事務所とのお付き合いもなかったのですが、社長から「君が出したアイデアなんだから、最後まで自分でやりなさい」と言われ、一緒に芸能事務所を回って新規取引の交渉を行いました。
事務所からも承諾してもらい、ニューヨークで撮影を行うことになりました。けれども、土地勘もなくわからないことだらけで撮影直前まで調整だらけでした。トラブルだらけで行程の後半には、時間が押してタレントさんを待たせる事態にも…。当然ながら事務所の関係者から何度も怒られました。
辛いと感じることもありましたが、自分が任されている以上、逃げることはできません。とにかく自分で進めていくしかない。ただ、相当精神的に鍛えられましたし、1年目でここまで大きな仕事を任せてもらえたのは大きな自信にもなりました。
これからは、CM撮影もイベントもすべての領域を統括できるようなプロデューサーというポジションを目指したいです。1年上の先輩で、すでにそのポジションの方がいるので、私も続きたいですね。
学生のみなさんにメッセージ

さまざまなことに興味や好奇心を持てるのはもちろん必要ですが、探求心を持って突き詰める力も重要です。案件の入口から出口まで自分で担当するからには、苦手な作業もあるかもしれません。しかし、そこを乗り越えないとクライアントを説得することはできません。
私も苦手な分野はあります。時間をかけながらコツコツやっていくしかないです。それに、やりたい仕事だからこそ、逃げずにやりきったら自分のキャリアにとって大きな財産となります。
当社はとてもフラットな職場で、1年目からやりたいことができすぎてしまう環境です。オーバーワークと捉えず、やりがいを感じてもらえると嬉しいですね。