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レポート

BOVA協賛企業賞から学ぶ〈職種研究レポート〉

マスナビ編集部

2021年4月1日、月刊『ブレーン』が主催するオンライン動画コンテスト「BOVA(Brain Online Video Award)」の各賞が発表となりました。同コンテストは、協賛企業が出した課題に対して、解決策となる動画を募集する「一般公募部門」と、企業のマーケティング課題のために作られたオンライン動画を募集する「広告主部門」によって構成されています。

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今回、マスナビも協賛をしており、作品名「広告の話」を協賛企業賞に決定しました。受賞作品は下記から閲覧することができます。

BOVA協賛企業賞「広告の話」(マスナビ課題)



〈アイデア〉

広告が溢れる渋谷の街を舞台に、さまざまな広告が「広告の意味」を自ら語り出す。情報が溢れる時代において、広告はジャマで価値のないものと思われているのではないだろうか?そんな問いを出発点にしながら、この時代における「広告の意味」を考えていくようなストーリーを創作しました。見終わった後、広告の見え方が少し変わるようなムービーになっていれば幸いです。


〈スタッフリスト〉

企画制作/I&S BBDO+BIS

CD+企画/久間木達朗

企画+演出/藤本匡志

Pr/山田健太

PM/石塚梨紗子、西村真琴

撮影/野田大輔

照明/高尾元

編集/小川玲(オフライン)、田淵将史(オンライン)

カラリスト/石井紀章

MA+録音/住川隼太

CAS/れんげひろたか


マスナビでは「広告の話」制作チームの中から、I&S BBDOの久間木達郎さん、BISの藤本匡志さん、同じくBISの山田健太さんをお招きし、お話を伺いました。

プランナーとディレクターとプロデューサーの違いは?

「広告の話」では、久間木さんがクリエイティブディレクター(CD)+企画(プランナー)、藤本さんが企画(プランナー)+演出(ディレクター)、山田さんがプロデューサーとして動いています。それぞれの職種について簡単に説明をすると、クリエイティブディレクターやプランナーが脚本家としてストーリーを考え、そのストーリーを具体的なイメージ・映像に落とし込むのがディレクターの仕事です(映画製作で言うところの監督の仕事)。そして、制作全体にかかる費用やスケジュールを調整し、進行の責任を持つのがプロデューサーの役割です。


「広告の話」では、久間木さんがクリエイティブディレクター兼プランナー、藤本さんがプランナー兼ディレクターという形で一人が複数の役割を担っていました。ただ、こういった形式は実際の仕事の中では珍しく、役割が分かれていること多いといいます。藤本さんは「通常は決まった企画・ストーリーをどのように映像に落とし込むのかを考えるが、今回は、企画段階から考えることができ新鮮だった」と話がありました。久間木さんからは「企画の段階からディレクターが入ることで、アウトプットのイメージを早い段階からすり合わせることができた」と発見もあったそうです。一方で、「プロデューサーとしての動き方は実際の案件と大きく変わらなかった」(山田さん)という意見もありました。


制作秘話や職種の詳しい解説は、下記の動画からご覧ください。

【マスナビアカデミー】I&SBBDOプランナー・BISディレクター・プロデューサーがBOVA協賛企業賞を解説(45分)